人生で唯一ガチで悲鳴を上げた時の話
数日泊まり込んだ面倒な仕事が何とか片付いて連休を貰えた。
久々にやっと貰えたせっかくの連休だし、俺は酒が好きなので
「色々な缶詰を食べ比べてみよう」と缶詰を色々買って飲むことにした。
「缶ツマはハズレねぇなぁ」とか「シーチキンはなんだかんだ良いなぁ」とか
10個くらいの缶詰をつまみにしながら贅沢に飲んでた。
安い缶詰も買って食べてたんだけど、やっぱり安いだけあって美味しくない。
マヨネーズと醤油と一味をたっぷりかけて何とか食ってたけど、やっぱ微妙
そこで職場から電話
「不具合が出た、申し訳ないけど出てきてくれ」
本当にマズい上に緊急だったので、片付けもせず職場に向かった
また3日ほど缶詰になったが、何とか問題も片付いて自宅に帰る事が出来た。
自室に入ってまず違和感を感じた。
変な臭いがする訳じゃない
誰かが居る気配じゃない
でも、幽霊じゃないけど、なんか在る感じがする
なんかおかしい。
すごくささやかな音だけど、変な音が聞こえることに気が付いた。
…うじゅる…じゅる……びちょ…
一般家庭から普通聞こえないであろう音に割とパニックになりながら音源を探す
入り口付近じゃない、窓際じゃない、テーブル…の付近
並んだ缶詰、何の異常もない、そう思った瞬間
一つの缶詰の中に、節の無いミミズみたいな何がが大量にのったくってた。
缶詰の中で大量にのたうつ肌色の長い何かがうじゅるじゅる言ってる
人生で初めて絶叫した。しかもミチミチ過ぎて缶詰から出てきそう
悲鳴を上げながら缶詰を持ち上げる
缶詰の中でむにょむにょ動いてる感触。マジで無理、尚更絶叫
ダッシュで外に走ってって缶詰ブン投げる
地面に転がった瞬間すごい勢いで拡散する良く解んないミミズっぽい何か
悲鳴上げながら逃げる俺、ダッシュで逃げるたまたま見てた近所のガキ。まさに大参事
洒落にならない怖い話が、そんなんなってたのはその缶詰だけなんだよ。
缶ツマとか、国産のちょっとお高い鯖缶はなんもなってなかった。
白色ベースの青いラインの入ったお安い鯖缶は気を付けろ。
醤油もマヨネーズも無視してなんか訳わかんないものが生まれる。
「鯖缶は筋トレに良い」とかいうレス見るたび
「安いの選んでなければいいな」って不安になる。
>また3日ほど缶詰になったが、
これって食品のほうじゃなくて職場に泊まり込みってことだよね?