過疎な洒落怖は悲しいので少し軽いが、、、
あれは俺がまだ中1の時の話
冬の期末試験の英語の時間の時
英語なんて分かる筈もない俺だったが、まだ授業、テストサボる程グレても居なかった
だからテストが始まると直ぐに名前だけ書いて机に突っ伏して寝ていた。
しばらくすると
耳元に風を感じてガバッと顔を上げた
だが誰も居ない
前にはテストを受けている同級生と手を挙げている腕が見えているだけだった。
(俺の中学では消しゴムとか落としたら手を挙げることになってた)
気のせいかと思いまた顔を突っ伏して俺だったが
なんだか違和感があり寝れなかった。
さっきの光景を思い出してみる。
みんなテストに勤しんでいておかしいところは一つもない、、、嫌、おかしい。
挙がっていた手は素手だった、、
季節は冬、ストーブしかない教室は凄く寒い。ワイシャツにましてや腕まくりしているやつなんて居る筈がない。
それに気付いた俺は恐る恐る顔を挙げた。
良かった手は無い。
変な夢でも見たんだろと思いまた寝ようと思ったら
監督をしていた上田先生と目があった
上田先生はこっちに向かって歩いてくる
そして俺の前まで来て言った
「見た?」
俺は頷いた。
後日俺の学年全体で「俺君英語のテストでカンニング」という噂が流れたのは言うまでもない。
>>18
怖いけど最後に持ってかれた
んじゃあ俺の体験談一つ。
俺の学校には自習室というものがある。
まぁそんなに珍しいものでもないだろう。
その教室は机一つ一つに衝立があって他の机にいる奴を見るにはちょっと首を伸ばすか、足元を見るかしないと存在を確認することすら難しい。
ある日自習室で惰眠を貪っていたら誰かが入ってくる音がして目が覚めた。
顔を上げて衝立越しにそいつの顔をみたけど知らない奴だった。
先生じゃないならと思ってまた寝ようとしたんだけど、どうも目が冴えてしまって寝られない。
暇潰しにさっきの奴がどこに座ったか確認してみた。
俺が廊下側の後ろの方だとすると、そいつは窓際の斜め前、ちょうど俺が首を伸ばさなくても少し前のめりになれば見える位置だった。
前のめりになってそいつを見ると黙々と勉強しているようだ。
なんだつまらんと思って身体を元に戻すと、違和感を目線の下から感じた。
上に足元見ればいることがわかるって書いただろ?
机の下は普通に机の足しかないから、人の足とか床とか丸見えなんだ。
それで、自習室の床って滑べらない程度につるつるしてて、カーテンが開いてれば床にそいつの姿が写るんだ。
そいつの後ろに、変なのが写っていた。
カオナシに長い髪の毛があってボサボサだって言えば想像つくかな。
慌てて前のめりになってそいつの後ろを見たんだけど、そんなやつはいない。
だけど床には写っている。
その日はさっさと荷物まとめて帰ったね。
カオナシに気付かれたら今度は俺に取り付かれると思ってさ。