死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? PART9
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1006021763/
あれは小学生高学年の盆踊りの晩でした。月がくっきりと夜空に浮かんでいたことを覚えています。
町内会主催の盆踊りから帰る途中、その月がいやに気味悪く感じた私は、早めに寝ることにしました。
当時、私の部屋は2Fの隅にありました。
横にトイレがあったので、兄弟や両親がよく部屋の前を歩いて いたものです。
いつもは熟睡して朝まで目をさまさないのですが、なぜか夜中にふと目がさめました。
夏場ですので風通しをよくするために、部屋の入口を開けて、レースのカーテンをかけていたのですが、
そのカーテン 越しに妹が立っていました。彼女はおかっぱで、後ろ髪は腰までありそうな長さでした。
白い服をきてゆらゆらと揺れています。
「あぁ、トイレだな」と思い、寝ようとしたのですが、いつまでたってもゆらゆらしています。
「おっかしいなぁ、なにやってんだ?あいつ。。」と思い、妹の名を呼んでも反応しません。
「おふくろか?」とも思い、「おふくろ??」と呼んでも反応しません。
ゆらゆらと揺れています。
まるで空中を浮 遊しているように。。。
そこで異変に気付いたのです。妹もおふくろもおかっぱではないし、後ろ髪もあんなに長くない!!
しかも、白い着物のようなパジャマなんて着ていない!!!
そこで、私は今まで経験したこともない寒気を全身に感じました。
続く
の瞬間、布団から飛び起きて部屋の電気をつけました。
あわててカーテンをめくると誰もいません。
その後はあまり覚えていないのですが、両親をたたき起こして今の出来事を興奮気味に訴えましたが、
当然のごとく「変な夢でもみたんじゃろ?」です。信じてもらえませんでした。
仕方なしに部屋に戻りました。
恐くて恐くて仕方有りませんでしたが、「夢だ!変な夢を見たんだ!」と自分に言い聞かせながら
なんとか 寝るように努力したことを覚えています。。。
「そうだ、朝のラジオ体操用に目覚ましセットしたっけなぁ」と枕元の目覚まし時計を見ました。
「!!!」
再度寒気を感じました。
なんと、時計は何もなかったかのように午前2時を指していたのです。。。。
午前2時のうしみつ時にあらわれた彼女は一体誰だったのでしょう?何を訴えたかったのでしょう?
今でも 昨夜のごとく鮮明に記憶の奥底に焼き付いています。。。
以上