死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? PART9
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1006021763/
知人の実家に泊まったときに聞いた話です。
彼の実家はとある地方ののどかな田舎町にあり、
美味しい湧き水が流れる小高い山に連れて行ってもらいました。
その山は県が管理しているそうで、車道も完備され、
山の上の方には公園もあり、公園から町が一望できました。
右側に森が広がっており、木々の間に赤い鳥居が見えたので
知人に案内してもらえないか尋ねたのですが、あまり行きたくない場所だと
言うのです。
知人によると、それはカッパを祭ってある小さな神社だという事でした。
昔はカッパが村によく現れて、川魚を運んでくれたり村人と遊んだりして
いたといわれてるそうです。
しかし裏伝説があり、そのカッパというのは口減らしのために
親に殺された子供たちの霊だとも言われているのだそうです。
子供は岩で頭を打ち付けられ殺され、その子供たちの祟りを静めるために
神社が建てられたのだと。
「当時、村の土地の大半を所有していたお屋敷に、生まれながらに
頭のてっぺんが平らにへこんだ子供が生まれた。
頭だけでなく、手足に水かきのようなものがあり、日に日にその姿は
カッパに似ていった。
母親はそれでも可愛がっていたが
父親や兄弟たちは忌み嫌い、その子供の存在を隠すため、座敷牢に閉じ込めて育てた。
ある夜母親が子供を座敷牢から出してやると、子供は父、兄弟たちを
かみ殺してしまった。
その子供は行方知れずになったが、その後村人の子供が同じような
殺され方で多数死んでしまい、祟りだと恐れた村人たちは
鳥居を作り過去に殺された子供たちの霊を供養した。
以後子供が殺される事件は起きなくなった。」
知人はこの話を信じているわけではないと言いましたが
子供の頃、その神社で遊んでいた時に、誰もいないのに髪の毛を引っ張られたり
遠くから子供の泣き声が聞こえてきたり、奇妙な体験をしたそうです。
ある日鬼ごっこをして帰宅し、ドロだらけになったTシャツを脱ぐと
小さな手形が背中のところに3つ付いていて
その手形の指の間に水かきのような物があったそうです。
このことがあってから、神社には近づかなくなったという事です。