死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? PART10
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1012201120/
そんなに怖くないとは思いますが、私の体験した話を一つ。
それは1,2年ほど前だったと思います。
私の家は2階建てで1階に私の部屋があります。
家族は全員2階で寝ていて、私だけが1階で寝ているのです。
私はたまに頭の中がグラグラして身体と魂?が離れて幽体離脱しちゃうんじゃないか!?
という体験をします。(最近は無いですが・・・)
体も指先以外は動かないんです。
すごい恐怖でこのままだったらダメだ!ということを本能的に感じるんですよ。
これは金縛りなのかな?よくわからないんだけど。
で、その日もそれがきたんです。
じわじわ感じるんですよね。あ~くるぞ、やばいぞ、って。
でも動けないから目を閉じて恐怖と戦ってたんです。
そしたら感じるんですよ、枕もとに男の子が立ってるのを。
ボリボリ頭を掻く音が聞こえるんです。
何故か私は弟(当時小6くらい)かな?と感じたんです。
なんで?寝ぼけてココに来たの?とか思って。でもよく考えると
私は壁のすぐ前に枕が来るように布団を引いてたんですね。
誰も立てるはず、ないんです。
つづき
そんな事考えてると、男の子から女の人に気配が変わったんです。
すごく怖くて、どうしよう、こわい、どうしよう!
体が動いてくれたら・・・動いて!動け!
体が動いた瞬間、目が覚めました。
そう、夢だったみたいなんです。
体が動かなかった時は正面向いて寝てたはずなのに、目が覚めたら
横向いてました。
でもどこから夢なのか分かりません。
頭がグラグラしてきた時には確かに起きてました。
そのグラグラは眠いとき、今にも眠りに落ちそうなときやってくるんです。
怖いから寝ちゃダメだ、と思って頑張っているんですが。
まぁこの時期、頻繁にあったので最後の方には慣れちゃってましたけどね(ワラ
この後にも似たような夢みたいな怖い体験を何度かしました。
2番目に怖かった話は次に。
あ~、でもこの話、あんまり怖くないですねぇ。
怖い話とは、ちょっと違うかもしれないのでsage
私の知人に、山田(仮名)という、マタギと言うか、猟師の男がいた。
専業の猟師ではなくて、本業を別に持っている、季節限定猟師だ。
私と彼は仕事を通じて知り合ったのだが、身元が割れると嫌なので、私の職業と彼の本業は伏せる。
地名も伏せる。
何年も前の冬、山田が連絡をよこした。
当時山田の山(彼の持ち山ではなくて、猟をする山)に、スキー場を作る話があって、山田は環境保護団体と一緒に、建設反対運動をやっていた。
その運動に協力してほしいと言う。
既に山の北側に、スキー場を視野に入れた県道が走っていたし、今さらどうこう言っても仕方ないような話だったのだけれど、仕事に絡みそうな話でもあったので、土日を使って山田のところに行った。
土曜日は山田の家に一泊して、一通り運動の説明を聞き、翌日予定地を見に行く事になった。
翌朝はスキーを履いて出た。
山田と二人で予定地を見、写真撮影をした。
午後には山を降りる予定だったのだが、帰る前にいいものを見せてやると言われて、山田についてスキー場から少し外れた斜面に出た。
山田は、ザックの中からパンツとかシャツを出して、持ってきたソリ(?)に縛り付けて、斜面を滑らせた。
ソリはかなり滑ってから止まって、上から見るとかなり小さくなっていた。
しばらく下に行ったソリを見ていると、どこからか小学生くらいの背の高さをした、白い人(?)がソリの周りに集まってきた。
動物かと思ったけれど、どう見ても二本足で歩いていた。
そいつらは、数が集まるとダンゴ状に固まってソリにたかっていた。
「スキー場作ったら、あいつらみんな食われるぞ」
山田はそう言っていた。
怪奇現象かと思ったが、なにせ真っ昼間のことだから、ただ呆然と見ていた。
山は、違うんだなと思った。
その後は、別に何事も無く山田の家に戻った。
当時の私は、仕事も油の乗っていた時期だったので、ややショックもあり、よくわからない事にかかわるのは止めた。
結局スキー場は出来てしまったし、化け物が出たと言う話も聞かない。
それから疎遠になってしまったので、今は年賀状以外で、山田との連絡は無い。
今思えば、ファンタジーな世界に入れるチャンスだったのかもしれない。
後日談も無いよ。