死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? Part15
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中学校の頃に塾の講師の人から聞いた話をふと思い出した。
その講師が大学の友人達と旅行に行ったときの話。
特に何か目的のある旅行ではなく、適当にドライブして千葉のとある町で宿をとったそうだ。
その晩は酒盛りとなり、ご多分に漏れず心霊スポットに行って肝試しをしようということになった。
旅館から車で5分ほど走ったところにその森はあったらしい。入り口までは車で入れたのだけど、
奥までは入れない。仕方ないので車を降りて全員徒歩で森の奥へ歩くことになった。
森の奥まで歩いたが、特にそれらしい現象は起こらなかった。奥には小さな池があり、
それらしい雰囲気を出していたけど、やっぱり何も無かったそうだ。
拍子抜けした一行。酔いも醒めてきて旅館へ戻ることにして、一路車へ戻る。
車に乗り込む一行。エンジンをかけて車を発進させようとするが動かない。
運転手の男に動きがない。足元をじっと見つめたまま固まってしまっている。
後部座席にいた講師が不信に思い、運転手の足元を見た。
運転手の足に血だらけの軍人のような人がしがみついていた。悲鳴をあげ車から
逃げ出す。そして旅館までひたすら走り続ける中、講師は走り去る車の音を聞いた
続く
続き
運転手のことが気にかかるが、やはり怖くて確かめることができない。
悩んだ末に地元警察に事情を話し、捜査の協力を求めることができた。
車が走り去った現場にはタイヤの後は無かった。森の奥へは車で入ることはできず、
かといって戻った様子も無い。一旦そこで捜査は打ち切られたそうだ。
結局そのまま運転していた人は見つからず、尋ね人の写真が大宮駅の交番にしばらく
貼られていたそうな。
半年ほどしたある日、警察から運転手の男が見つかったと連絡を受け、現地へ行った講師
結論から言うと、やはり運転手の男は死んでいたそうだ。車と共に見つかったのだけど、
その車は森の奥の池の中から見つかったらしい。周囲は森。車でなぎ倒した形跡も無いのに、
車ごとどうやってその池までたどり着いたかは不明らしい。
稚拙な文章でスマソ