洒落怖・短編

【洒落怖】「看護部さーん」「はーい」→声が聞こえたのに患者がいない。先輩に相談すると・・・【短編】

618: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2000/12/13(水) 03:19

私は以前埼玉県内の某病院に勤めていました。
私のいた病棟は「出る」場所がいくつかありました。
そのひとつに集中治療室があるんですけど、私は3回ほど体験しました。

ほかのスタッフもよく体験するのが、夜勤のとき記録を書いていると後ろから声をかけられるというものです。(ありがち)
中には後ろから覗きこまれたり、肩を叩かれたり…という人も居ます。

私の場合は…夜中の2時~3時ごろだったと思うんですけど、
その日はいつになく落ち着いていて、記録を書く時間がゆっくり取れました。
私は、椅子に座ってのんびりした気分で記録を書いていました。
すると、後ろから「すいませ-ん」と声がかかるんです。
一緒に勤務していた後輩かと思って、「はーい」と振り返ってみると誰も居ません
気のせいかと思ってまた記録を書き始めると、「看護婦さ-ん」って聞こえるんです。
「もしかして、患者さんが呼んでるのかも・・・」と思いそれぞれのベッドを見て回ったんですけど皆熟睡していて誰かが声をかけた風でもありませんでした。

結局誰が声をかけたのか判らないままでした。

後日先輩に話したら「私なんかいつもだよ、気にしないの。
寂しい人がふらふらしてるんでしょ?」だって・・・

 

死ぬほど洒落にならない恐い話を集めてみない?
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