死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? Part16
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1028303782/
約2年前の話。
上司と同僚と俺の3人で出張で山梨県甲府市へ行った時の事
仕事が終わってさー遊びに行くかと街へ出たが、
やることがなくて仕方ないので女の子でもナンパしするかと
言うことになり、女の子に声をかけようとした瞬間、
突然肩を捕まれた。
驚いて振り返ると一人のおばさんだった。
その人は半泣き状態で声を震わせながら
「お願いがあるんです…」
と鬼気迫る表情で言った。 左手首には包帯を巻いている。
びっくりしてどうしたのか話を聞くことにし、とりあえず俺は
おばさんを連れて同僚たちの待つ車へ戻った。
車で泣きながらおばさんが言った言葉は
「お願いがあるんです。ここから数キロ行った所にある愛宕トンネル
に連れて行って欲しいんです。そこで待っている人がいるんです」
…その瞬間車内に寒気が走った。
もう午前0時を回ろうかとしている時に、
トンネルの入り口まで連れて行って欲しいと言ってる。
おばさんは泣き続けている。
俺たちはみんなで顔を見合わせながら、やばいと思い
断ることにした。
「ごめんね、俺たち出張でこっち来てるだけだから場所が
よくわからないしもう遅いから」
「ひどい… たすけて…」
…半ば無理やりにおばさんを車から降ろし、怖くなって
宿に帰り、みんな無言のまま就寝した。
怖くはないかもしれませんが、あのまま言われるままに
愛宕トンネルとやらに行っていたらどうなっていたのだろうと思います。