洒落怖・短編

【洒落怖】先輩の部屋【短編】

死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?【Part18】
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1030381228/

315: 先輩の部屋1/2 02/09/01 03:07

 以下は私が、大学の先輩の新居(マンション)を訪ねたとき、
先輩と交わした会話をもとにした事実です。
私と先輩は、二年前まで同じアパートに住んでいました。
所謂、貧乏なボロ学生が住むアパートでした。

その建物は、今は経営を止め現在廃墟になっていると後輩から聞いたので、
懐かしさが沸いてきて、後輩と二人、深夜に其処を訪ねたのでした。
私が先輩の家で話したのは、その時の奇妙な体験でした。

私:「ボクが居た部屋は引越した後のままでしたよ先輩。でもその後…
ドアが開いていたので先輩の部屋に入った時、
片付けられた部屋の真ん中にテレビ、しかも電源が入ったまま、
そこにあり、スーファミが繋がっていました。ドラクエのロムが入ったまま。
超怖かったです。まだここに来てはゲームをやってるような、、
そんな感じでした。あれってやっぱ先輩の仕業だったんですかネ(w」

 

317: 先輩の部屋2/2 02/09/01 03:10

先輩:「無粋な突っ込みをしてスマンが
廃墟なのにまだ電気が止まってないのか?」

私:「外灯(アパートの入り口にあるやつ)がついていたから電気通ってた
んでしょうね。言われてみれば電気まだ止まってないってのも怖いな…」

私が先輩を訪ねたその日は、熱帯夜が続く不快な夜でした。
そんなたわいもない話を交わしているうち、喉が渇いてきたのでしょう。
先輩は私にむかって、駅前に自動販売機あるから、
スマソ、なんか冷たいの買って来てくれよ」と、私に小銭を私にわたしました。

「ハイ、お安いご用!」と、私が部屋を出て駅前まで出向きジュースを買って
先輩の住むマンションに戻ろうとすると、、無い!戻れない!

—完—

 

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