洒落怖・短編

【洒落怖】そんな時俺が携帯の心霊系のサイトを見てて 変なリンクを踏んだのか、変なサイトに飛んだ。

110: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:16:07.29 ID:D86Cmqb90

>>109 投下するわ
今から7,8年前廃村に行った時の話
当時20代前半だった自分は、いつもの様に地元の同級生のツレといつも駄弁ってるファミレスに居た。
そこには自分と他に3人(ここではB,C,Dとする)いた。
地元の犬山市は特に遊ぶところも無くいつものファミレスで
いつも決まって金の話だったり、女やパチスロの話しかしてなかったんだけど
その日は、今この場にいないAの話をしていた。
Aもよくつるんでる悪友なんだけど、その日自分ら4人はAから呼び出されて集まっていた。
そこに「ヨォ!」とAが颯爽と店に入ってきた
テーブルに座るとBが「何だよ急に呼び出して‼」
A「お前らに見せたいもんがあってさー」とテンション高めに言う
皆何だよ?何だよ?とAに問いかけるが、
Aはとりあえず勘定済まして外に出ようと急かす。
勘定を済ませて外に出た。
そこにはピカピカのバカでかいSUVが止まってた。
Aがポケットからキーを取り出してキーロックを開ける
C「マジ⁇買ったん⁇」
B,D「スゲ~‼‼」
俺「エスカレード⁇まじ?!」
予想通りの反応なのかAがドヤ顔していた。
コレいくらしたんだよ⁉とかホイールでけーとか他愛のない話ししていたらAがちょっくらドライブ行くかと言ったので、満場一致で車に乗り込んだ。
どこ行こうか?と言ってると誰かが肝試しはどう?
と言い出した

 

111: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:19:39.44 ID:D86Cmqb90
テンションが最高潮だった皆んなは「いいね~」とか「行こう‼行こう」となって
皆携帯で地元の心霊スポットを調べ出した
ところが全員地元のスポットは何度も行った事があり、正直パッとする所が出てこなかった。
そんな時俺が携帯の心霊系のサイトを見てて
変なリンクを踏んだのか、変なサイトに飛んだ。
そのサイトってのが真っ暗な背景に画像がいくつも貼ってあるだけで説明とかも何もないかなり怪しかったんだけど、そのサイトを見ていくと何やら幾つも廃墟を写した画像が出てきて、最後になにやら場所が
わかる画像が出てきて、滋賀県多賀…興味を持った自分は運転してるAにここはどうだと携帯を見せた。
A「何ここ?おもしろそうじゃんw」
と食いついてきたのでコンビニに車止めて
ナビを入れたら「こっから高速で90分か!時間もまだ23時行くかw」とAが言った
他の奴も賛成してコンビニで飲みもんとタバコ買って、一服してそこへ向かった
道中車内で熱唱したりベラベラ話してたらすぐ目的地までの最後のコンビニに着いた。
相変わらずテンションMAXでゲラゲラ
騒いだりしてたそのコンビニで懐中電灯を買ってタバコ吸って目的地に向かって出発した
目的地がマジで山ん中だから何も無いし
真っ暗で道も細くなってきて「肝試しってより車に傷つかないかそっちのがヒヤヒヤするわw」
とAが言う。しばらく走ると山頂付近で目的地に着いた様で、幸いな事にかなり開けてる場所で車をそこに停め全員車から降りた
道はまだその先に続いてる様でそこを歩いて登る事にした。
車内だとわからなかったけどその日は満月で山のほぼ頂上付近だからかかなり月明かりが明るく
Cが「懐中電灯いらんかったやんw」と言ったが実際本当に要らないぐらい明るかった。

 

112: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:21:11.64 ID:D86Cmqb90
D「上みろ星がヤベーぞ!」と言い全員が上を向いた
そこには写真で見る様な満点の星空が広がっていた
皆んな ヤベーとかスゲーとかしか言わなかったしばらく見とれてるとAがとりあえず探索しようと言い危うく本来の来た目的を忘れるところだった。
道に沿って歩いて登っていくと突然草木がボーボーに生い茂った廃墟が幾つも見えてきていよいよ肝試しぽくなってきたとテンション上がると同時に少しビビってた。
そのうちの一件に中に入れそうな家を見つけてここに入ってみようて事になって誰が最初行くかってなって誰も自分から入りたがる奴は居なく結局ジャンケンで決める事になった
ジャーンケーンポン‼まさかのBの1人負け.狼狽えるBグチグチ言っていたが観念したのか建物の中に入ってったしばらくするとBが涼しい顔で出てきた
全員「どうだった⁇」
B「いや大した事ねぇわw中何もなかったわw」と余裕そう
なんだよ~と皆んな残念がって、とりあえず俺たちも入ってみようと入ってみたけど本当に何もなかった、というより過去にも人が住んだ様な形跡が感じられなかった様に思えた。
D「他も見て回ろうよ」と言い外に出て、そうだなぁと皆続いて外に出た。
すると
D「アレ何⁇」
と山の方を指差す

 

113: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:27:51.95 ID:D86Cmqb90
俺「え?どれ?」
A「何も見えねえぞ」
D「ほらアレだよ道の真ん中にあるやつ」
俺「んん!?」
よく見てみると道の真ん中に一本の電柱みたいなのが立っている
ABCも気づいた様で何だあれと言って見てる
B「なぁ、アレなんか動いとらん?」
そう言われるとなんだか左右に揺れてる様にも見えるというか完全に揺れている。更にCが
C「アレ近づいて来とる」
と言われてまた注視してみるとゆっくりだが確実にこっちに近づいてきてる。
頭の中でヤバいと思っていたけど足も体も動かない。
まさか金縛り!?こんなタイミングで!?と思ったがどうやら自分だけじゃなく全員動けない様でその上から近づいてくるモノをただ固まって見ているだけだった。
固まってから2,30秒経ってもまだ皆んな固まったままだが確実にアレはコッチに近づいて来てる更に最悪な事に明るすぎる月明かりのせいでそいつの姿が少し見えてしまった。
ヒョロヒョロで全身真っ白と言うかなんとも言えない感じで手足みたいなのがあって顔の部分が真っ黒
モンハンやった事ある人ならわかると思うけどフルフルみたいな感じ
あぁ神様と頭の中で願うと
後でガサっと物音がした。その瞬間に緊張の糸が切れた様にふと我に帰った
兎に角逃げようと思いまだ固まってるツレ全員の肩や背中を叩いて「逃げろ!!」と叫ぶと皆我に帰った様で大慌てで来た道を全力疾走した。
誰も一言も発しないまま車に向かってひたすら走った。やっと車を止めた所まで辿り着くとかなり焦っていたのか車のロックを開けたり閉めたりガチャガチャしてると、Bが「落ち着けアイツは来てない」となだめた。
A「あ⁇⁇??おぉ、スマン」と少し落ち着きを取り戻した様で鍵を開け全員車に乗り込んだ。急いでエンジンをかけると急いで車を発進させた

 

114: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:30:03.43 ID:D86Cmqb90
俺「全員おるか?」と大声で呼びかけると全員「大丈夫」「おるぞ‼」と返事して
とりあえず一安心し来た道を大急ぎで下った
少しすると山を抜けて、くる時に通ってきた狭い一本道を走っている時にまたアレと遭遇した。
A「ヴッ!!!!」
突然Aが左を向いて呟いたその時運転席の後ろにいた俺も見てしまった。
俺「あっあっあっ」
月明かりに照らされて見えた田んぼの真ん中にアレがいる。
A「手招きしてる」
B「オイ‼Aバカ見るな‼前だけ見ろ‼」
とBが怒鳴りながらAを小突いた
俺も真ん中に座ってたDに「見るな」と頭を押さえられた。
でも何故かその時は不思議な感じだった山の上の時みたいな嫌悪感が全く無かった。
しばらく走ってると街灯や民家がチラホラ見えてきて
大きめの道路に出て対向車のトラックとすれ違うとBCDは安堵したのかコンビニに寄ろうタバコ吸おう言ったので
最初に見つけたコンビニに入った。とりあえず全員車から降りて俺とAとCは外でタバコを吸う事にしB,Dは中にトイレしに行った
タバコ吸っているとAが「なぁ‼さっきのとこもう一回戻らないか⁇」と言い出した。
C「は?マジで言ってんの」と嫌そうな顔して言った
「俺ももう一回確認しに行きたい」と言うとCがとりあえずBDが出てくるまで待とうと言ったので待つ事にした
Bが中で缶コーヒーを買って来てくれてとりあえずみんなでソレを飲んだ

 

115: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:33:40.95 ID:D86Cmqb90
C「Aと俺がさっきのとこ戻りたいて言ってんだけど…」
B「はぁ?お前らバカか⁇」やっぱり予想していた通りの反応だろう当然だ、Dも「絶対ヤダ」と頑なに拒んでる
そんな押し問答して最後はまた日を改めて行くと言うことで今日は帰る事になった
地元に着く頃にはもう空がもう明るくなってきていた
俺は実家の最寄りの公園で降ろしてもらって帰宅した。
その次の週末の夜Aから電話がかかってきた「今から暇か?」
俺「あそこに行くんやろ?迎え行くわ」
A「待っとるわ」
BCDにも電話したけど行くならお前らで行けって事で2人だけで行く事にした
Aを拾ってコンビニでナビをつけようとしたんだけどおかしな事が起きた、
まず先週見てたそのサイトに辿り着けないのだ
というより削除されたのかわからないけどとにかくページが存在しませんと出る
2人して??となりながらもAの車に記録が残ってると思い確認しに行ってみたが何故か途中までしか表示しないそれどころか恐らく通ったであろう道が、表示されないナビも古いわけではないしと思ったが
とりあえず覚えてる範囲で近くまで行ってみようとなりその場所へ向かった。
2時間ほど走って見覚えのあるコンビニに着いたA「ここまでは覚えてる」そう俺もここまでは覚えてる。
だけどこの先が全く思い出せない。兎に角周りを走ってると見つかるかもと思い
暫く周辺をウロウロしていたが一向に見つからないのでコンビニに戻ってきて中の店員なら何か知ってるかもと思い店員に聞いてみる事にした。
俺「この辺で廃墟がたくさんある所知らないですか⁇」
店「廃墟ですか??うーん」
A「分からないですかね?」
やっぱり分からないかなーと思っていたら
店「この辺の山そういうの多くてどこの事なのか…」
俺、A「えっ??」
予想外の返答に困惑した

 

116: 本当にあった怖い名無し 2020/01/31(金) 00:38:51.83 ID:D86Cmqb90

A「そんなにあるんですか??」
店「いっぱいありますよ!なのでどこの事を言ってるのか…集落の名前さえ分かれば…」
俺「あーーいや、そうですかありがとうございます。」
車に戻りどうしようかと話してたがとりあえず1つずつ回ってみる事にした。しかしどんなに見てまわっても一向にあの場所にたどり着けなかった。
アレから何度もその場所に行ってグルグル回ってもいくら携帯でググってもアレの情報が出てくることはなかったアレから長い月日が経って
皆結婚して子供も出来たけど未だにあの場所を俺とAはまだ探している。当然今年もその場所を探しに行く。

長いし文章めちゃくちゃだけどこれで終わり。
あともしかしたら何か情報知ってる人が居るかもと思って敢えて地名は隠さず書き込みました。
どんな情報でもいいので何か知ってる人がいれば書き込みお願いします。

 

[死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?358]
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