死ぬ程洒落にならない話集めてみない?PART3!
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死ぬほど怖いってわけではないが、待ち時間を埋めるための小ネタってことで。
数年前、私の先輩のFさんから聞いた話です。
Fさんが、自分ちのすぐ近所に住んでいる従兄弟の家へ行った時のこと。
その日、従兄弟はいつになく沈んだ顔をしていたそうです。
上がって飯でも食べて行けという話になり、そのままずるずるとお酒を
飲み始めた頃、従兄弟がぽつりと話し始めました。
「一昨日、すげぇのが来たんだよ」
その夜は真夏にもかかわらず、わりあい涼しかったので、今日はゆっくり
眠れるだろうと思っていたところ、なかなか寝付けなかったんだそうです。
そのうち、遠くで赤ん坊の泣き声が聞こえたそうです。
もちろん近所に赤ん坊のいる家などありません。
次第に赤ん坊の声は近づいてきます。やばいと感じたものの、逃げることは
できませんでした。やがて、泣き声に混じって、ザッ、ザッ、っと畳の上を
這うような音まで聞こえはじめました。赤ん坊の声を右耳の側で聞いたその時、
仰向けに寝ていた従兄弟の胸の上にずしりとした重みが乗りかかりました。
怖くて目を開けることもできずにじっとしていると、すぐにその赤ん坊は
胸から降り、通り過ぎて行きました。その間もずっと泣き声は続いていたそうです。
Fさんは、一昨日通過したものが昨日は戻って来ていないのだからいいじゃないかと
従兄弟をなだめて、その夜は終わりました。――その夜は。
Fさんはまさか、従兄弟が聞いたそれを数日後に自分も聞くという羽目に陥るとは
思っていませんでしたから。
従兄弟の部屋とFさんの部屋は一直線上にあり、何日かがかりで這って来たようです。
その赤ん坊はFさんの家も通過して、どこかへ去ったらしいです。
どこへ行ったのかは、もちろん誰も知りません。
旅先で知り合ったアニキに聞かせてもらった話。
このアニキが昔、長野と岐阜の県境あたりを旅していたころ、
山あいの小さな集落を通りかかった。陽も暮れ掛けて夕焼け空に
照らされた小さい村の約半数近くが廃屋で、残りの半数近くも
結構古い建物ばかり。そして、小さい学校らしき建物にはちゃんと
校庭もあった。
季節は夏で、このアニキは今日はここで野宿することに決め、
校庭と校舎の間にある階段(幅6~7mくらい)に腰掛けて
くつろいでいた。夜になりタバコを吸いながら何気なく周りを
見渡すと、月明かりでかろうじて物が見えるほどの暗いなかを
校庭の向こう側からこちらに向かって誰かが歩いてくるのが
見えた。それは24、5歳くらいの女の人で、白っぽい服を着ていた。
最初はアニキも期待はしたけど、その人が近くまで来たときには
むしろ不安がよぎっていた。その人はずっと笑いつづけていたから。
しかもアニキと同じように階段の端っこに腰掛け、ずっと笑い
続けている。ヘタに動くと余計マズいんじゃないかと、アニキは
とても緊張していた。スキを見て逃げようとすればするほど余計に
怖くなる。が、他に行き場がないし、旅の疲れも溜まっているので、
いつしか眠ってしまっていたそうだ。朝になって目がさめると夕べの
気のふれた女はいなくなっていた。でも、着ていたシャツのあちこちに
女の人の手で触ったような汚れというか、跡がついていたそうだ。
近所の人にこの辺りでちょっとおかしい人はいないか
聞いてみても、知らないという。
このアニキ曰く、ヘタなユーレイよりも生きている
人間の方が怖いんだそうだ。
すんませんね、怖くなくて。
プチネタですが、つまんない体験談を。
私が母校在学中の花の女子大生だった頃のお話です。
私の学科用の校舎は新設されたばかりでまだぴかぴか。最上階には
視聴覚設備用の特別教室があり、その上にパイプスペース用の小部屋だけが
ある階がありました。というより、階段がその階分だけ上に突き出してて、
階段にへばりつくように小部屋があった、という感じです。
私と友達たちは、施錠されてないのをいいことによくその小部屋に
いりびたっていました。荷物を置いたり更衣室にしたり、空き時間に
ただ雑魚寝してたり(^^;)←女子大の実態なんてこんなもの。
その部屋には、押し上げ式の窓がひとつだけあり、夏の暑い日のこと
だったので、私はその窓をできるだけ開け(押し上げ式なので全開に
できない)、首を突き出して涼んでいました。
すると、視界の隅っこを何かがよぎりました。
なぜか「あれ?女の子だ?」と思いました。黄色のゴムまり持った、
「トイレの花子さん」みたいなオカッパで白ブラウスに赤い
吊スカートの。ちらっと見えただけだったのですが・・・
首をひっこめて「ねえ、子供が遊んでる。こんな暑いのに元気だよね」
と友達に声をかけると、怪訝な顔をされました。
それでハッと気づきました。こんな場所で遊んでいておっこちでも
したら大変です。慌ててもう一度首を突き出してみたら・・・
いません。見渡す限り、子供なんていません。
眼下は切り立った校舎の壁で、おっこちたら死にますってくらいの
高さとコンクリです。(おちてませんでした)
学校自体が山の中腹に建っていたので、実質5階に相当する階なのに
1階下くらいの高さのお向かいさんには山の地面があります。
校舎と山の間は・・・5mくらい離れていたでしょうか・・・
山の中はゴルフ場。手前は校舎で切り立った崖状態。住宅地ならいざ
知らず、こんなところに子供が迷い込んでこれるはずはありません。
大体、長袖白ブラウス着てたってこともおかしいです。
真夏まっさかりに・・・
そこではじめて、ゾッとしました。
「私、いったいなにを見たの?」
いわく因縁後日談、なにもありません。私の見間違いかもしれません。
でも、私は絶対に見た・・・と思うんだけどなぁ・・・
以前、つきあってた彼女に聞いた話。
小学校4or5年生くらいの頃、夜中に枕もとに気配を
感じ目を覚ますと白装束に狐の面(よくお稲荷さんなんかにある
白地に赤や金で目鼻が描かれたもの)を被った何者かが立って
こちらを見ていたそうです。
何をするわけでもなくじっと見つめるだけのその何者かは、
確かに人の形はしていたものの明らかに人間ではないのが
はっきりと判った(ソースは本人にも不明)といいます。
恐さでたまらず泣き出すと隣の部屋からお母さんが来て
「シッ!シッ!でていきな!!」(ワラタ)と猫や犬を追い払うそぶり
をすると黙って消えたそうです。
後日お母さんにその夜の事を聞くと「あぁ?ありゃ狐だYo!」
とあっさり流されそれ以上聞かなかったそうです。